MENOU18日、専門知識を持たなくても、高度なAI外観検査システムを社内開発することのできるアプリMENOU-TE(メノート)の提供を開始したと発表した。
MENOU-TE(メノート)は、現場で行われている検査タスクを画面上でつなぐだけで、AIの判断をプログラミングできるGUIを備えている。そのため「対象物や対象領域を特定する」「対象物の個数を数える」「詳しく見つめる」「異常を判断する」「異常を分類する」などのタスクを適宜指定するだけで、実行可能なAI検査モデルを作成することが可能になる。
MENOU-TEを使うことでAI検査モデルを作るだけでなく、モデルの学習を行ったり、学習結果を評価し、複数のモデルを管理することが容易に行える。さらに、対象画像の管理環境も備えているため他のシステムを導入することなくAI検査の設計を開始することができるようになるという。
MENOU-TEによって、AI開発部門を持たない企業においても、製造技術部門や品質管理部門の技術者がAI検査を利用できるようになる。MENOU-TEは学習に必要な枚数、精度、検査スピードに定評があったMENOU-CORE(メノウコア)と組み合わせて利用することで、さらに現場へのAI導入がスピードアップする。MENOU-COREを利用したAI検査の導入を検討中の企業には、従来通り無償導入トライアルも提供を続けるという。