AIやICTを活用した介護福祉プラットフォームサービスを提供するウェルモは5日、2019年度厚生労働省老人保健健康増進等事業「AIを活用したケアプラン作成支援の実用化に向けた調査研究」(実施主体: NTTデータ経営研究所)の一環として、2019年12月、開発中のケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント(β版)」の実証実験会を実施し、その結果、新任ケアマネジャーの基礎力の底上げ、業務効率化、ケアマネジメントの質の向上について、一定の効果が確認できたと発表した。
この実証実験会は、初めてケーススタディ方式で実施した。ケアマネジャー39名に、ケアプランアシスタントを活用する場合/活用しない場合の2パターンでケアプラン第二表原案を作成してもらい、所要時間の計測や事後アンケートに回答してもらった。
この結果も踏まえ、ウェルモでは、ケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント」の今秋の発売開始に向けて準備を進めていくという。
実証実験会は、横浜市との「介護分野におけるオープンイノベーションによる課題解決に関する研究協定」に基づくAIによるケアプラン作成支援の取組みの一環でもあり、協力したケアマネジャーは横浜市の協力のもと公募を行った。