中国深セン本社の水中ドローンベンチャー企業のCHASING社とパ―トナー締結しているスペースワンは10日、新製品『CHASING M2』を発表した。
産業用途向け・プロユーザー向けに設計・開発された高性能水中ドローンである『CHASING M2』は、ベクトル化された8基のスラスター搭載により360度全方位への自由自在な移動が可能で、潜航水深は100メートル。
これまで販売されている機種でも希少な、バッテリーの着脱・交換式で連続運用時間も大幅に拡大。更にオプションとなる多種のアタッチメントを装着することで、水中でのM2の活躍の可能性は無限に広がる。水中ドローンは『見る』から『作業』の時代にかわりつつあるという。
古くから水中撮影や調査、作業などで活躍してきたROV(Remotely operated vehicle)に比べ、小型・軽量で高い操作性を兼ね備えた水中ドローンは、漁業や海洋事業を行う企業の中で近年注目を集め、様々な分野での利活用が進んでいる。しかし、ロボットアームやソナーなど、多様な機能を搭載可能なROVと比較すると、「見る・撮る」ことが用途の中心となっている。
今回新発売となる『CHASING M2』は、水中産業での様々な用途を想定して設計・開発された水中ドローンで、機動性や作業性が大幅に向上した産業用・プロユースを意識した機種となっている。
大きな特徴は、8基のベクトル化されたスラスターを搭載。これにより前後、左右の横移動、上下、360度のチルト、横回転など、全方位、全角度への自由度を可能にした。さらに、『CHASING M2』はグリッパー、GoPro、外部LEDライト、レーザー、センサー等の多種のアタッチメントの取り付けが可能で、水中での多様な『作業』を実現する。