オリィ研究所は7日、育児介護、難病や障がいなど様々な理由で外出困難となっている人が一歩を踏み出し、企業や自治体とともに新しい働き方を開拓するプロジェクト「AVATAR GUILD」(アバターギルド)を開始したと発表した。
オリィ研究所では、2012年から、外出困難な人々が学校や職場など、外の世界への参加を実現する遠隔操作型のロボット「OriHime(オリヒメ)」「OriHime-D(オリヒメディー)」を開発、提供してきた。
また、2018年にはこれらがオーダー、給仕などの接客を行う「分身ロボットカフェ」を期間限定で開催し、重度障がい者を雇用するなど、分身ロボットを活用した新しい働き方の実証実験を行なってきた。この分身ロボットカフェの開催をきっかけに、これまで困難だった重度障がい者やテレワークでの雇用に関心のある企業や自治体からの問い合わせが増え、また、分身ロボットでの在宅就労を希望する外出困難者からの声も増えている事から、この度、新しい働き方開拓プロジェクトとして「AVATAR GUILD(アバターギルド)」をスタートした。
すでに過去1年間で、神奈川県庁、日本電信電話 (NTT)、日本マイクロソフト、共和メディカル、三菱地所ホームなどにて、難病や重度の障がいなどで外出困難な人々を紹介し、就労を開始している。