リアルネットワークスは16日、世界最高レベルのAI顔認証エンジン「SAFR」に3Dカメラを用いたなりすまし防止機能を追加したと発表した。
顔認証システムでは写真や、動画などによる「なりすまし認証」が課題の一つ。カメラの前にある顔情報が生きている人間か、写真か、スマートフォンなどで再生された動画かを立体的に3次元判定することで、なりすましを防止できるという。
リアルネットワークスではいくつかのテクノロジーを使いライブネス認証を可能にするという。
・Smile Action - 「笑顔」動作によるLiveness判定
・Pose Liveness Action – 「首振り」動作によるLiveness判定
・3D Liveness Detection – 立体カメラを使用したLiveness判定(SAFR 2.2新機能)
今回SAFR2.2 で新たに機能追加された3D Liveness Detectionでは、インテル社のRealSense Depth Camera (D415, D435, D435i)を用いSAFR Desktop 2.2 for Windows上で顔認証実行時に顔映像が立体か否かを判定し、判定出力する。また認証精度は99.8%と高精度。このような機能は通常高価になるが、市販のインテル社RealSenseを活用することで低価格で安全なソリューションを提供可能にした。