エイベックス子会社のコエステは4日、The Chain Museumが提供するアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」(アートスティッカー)に、同社の音声合成サービス「コエステーション」が採用されたと発表した。
「コエステーション」は、AI・音声合成技術を使って一般人から有名人までさまざまな人の声の特徴を学習し、その「コエ(声)」で自由にしゃべらせることができるサービス。
ロボットのような不自然なしゃべり方のイメージが強い音声合成だが、「コエステーション」は人の生の声に近い自然な発話ができることが特徴で、感情表現や抑揚などの細かい調整も可能だという。
最初に「ArtSticker」に音声ガイダンスが追加されるのは、OKETA COLLECTION「A NEW DECADE」のイベントで、ファッションビジネスに長年携わり、卓抜したセンスを持つ桶田俊二・聖子夫妻が世界中から集めた数々のコレクションの中から、時代の本質をとらえた国内外の作品約20作品をセレクトし、展示する。ArtStickerの新機能「音声ガイドシステム」と「コエステーション」による音声ガイダンスでより深い鑑賞体験を提供するという。
また、コエステーションでは多種多様なタレント・著名人のコエをご利用することも可能で、今後、好きな芸能人の「コエ」を選んだり、作品やイベントにぴったりの「コエ」を探してみたりなど、アートと「コエ」の楽しみ方がさらに広がっていく予定。