フューチャーアーキテクトは7日、日本貿易振興機構(JETRO)の「AI(人工知能)等を活用した貿易投資相談及び社内業務アシスタント構築」を受託したと発表した。
日本の貿易に関し、中堅・中小企業やスタートアップなどの海外展開支援、対日直接投資支援、調査・研究を行うJETROには、企業や支援機関など外部からの膨大な件数の相談が寄せられる。また、JETRO内部でも業務に関する多数の問い合わせが日々発生するため、これらへの迅速な対応が求められる。さらに、刻々と新しくなっていく貿易の仕組みやそれに伴う業務の変化にも追随する必要がある。
フューチャーアーキテクトは、小売業や製造業、公共事業をはじめ多種多様な顧客のIT戦略パートナーとして、AI技術をいち早く実際のビジネスに活用するプロジェクトを推進している。本案件では、これまでに培ったフューチャーグループの自然言語処理技術の知見と実装力を活かし、ユーザーにとっての利便性と高いシステム性能(精度・速度)を兼ね備えた新たな知識アシスタントシステムをデザインする。
JETROとフューチャーアーキテクトは、「簡便、高速、高精度」に知識を探索できるシステムを構築することで、日々寄せられる相談への迅速な対応や、社内文書の高精度な知識探索による業務負荷の低減などの課題の解決を目指すという。