人工知能を搭載したサービスの資料請求ができるAIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは19日、音声認識AIの製品、サービスをまとめた「音声認識AIカオスマップ2020」を公開した。掲載数は合計67サービス。
音声認識AIとは人工知能が人の声を認識して文字データ化したり、話者の感情や声の特徴を読み取ったり、より高い精度の音声検索を実現する技術の総称。人力では時間と労力がかかる議事録の文字起こしや、コンタクトセンターでのオペレーションを音声認識AIが代行する。また、近年では音声による作業指示によって、工場での検品やメンテナンスをハンズフリーで実現したり、異音を検知することで危機を察知したり、声紋認証などのセキュリティ面でも対応の幅を広げている。
今回は、上記の技術をもった音声認識AIを大きく「業務効率化」、「感情認識・解析」、「異常検知」の3つに分類し、コールセンターを筆頭とした業務におけるオペレーションのサポートを可能とするサービスを紹介している。
音声を認識するサービスとして、近年ではAmazonが販売しているAlexa搭載のAmazon EchoやGoogleの音声検索などが有名だが、音声認識技術を活用して業務効率化を図るサービスを開発する企業も多く存在している。会議などの音声を自動的にテキスト化し議事録を作成するサービスや人間の声に限りなく寄せて文章を読み上げるなど、個人の利用にとどまらず、企業が様々な分野で音声認識AIを業務に活用している。
今回の音声認識AIカオスマップでは、67のサービス、ツールをマッピングしたもので、「音声認識AIを探したい」という人に向けAIsmileyが独自の主眼で作成したもの。