GVA TECHは23日、エンタープライズ向けAI契約書レビュー支援クラウド「AI-CON Pro」に、基準に則さない契約条件をAIが瞬時に検知する「リスク検知機能」を新たに搭載したと発表した。一般的な基準だけでなく、企業が独自に定めた基準に対応するリスク検知機能の提供は、日本初だという。
契約書のレビューをする際に法務担当者が一番不安に感じていることは「リスクの確認漏れ」。多くの企業では、こうした確認漏れへの対策として複数の法務担当者によるダブルチェック・トリプルチェックを実施しているが、法務担当者のリソースが限られていると、ダブルチェック・トリプルチェックに十分な時間を割けないのが実情だという。
多くの企業が抱えるリスクの確認漏れへの不安に対し、企業ごとに異なる「自社基準」での契約書レビューに拘ってきたGVA TECHは、レビュー対象の契約書から自社基準に則さない契約条件をAIが瞬時に検知する「リスク検知機能」を「AI-CON Pro」に追加した。
「AI-CON Pro」の管理画面から自社の契約条件に則さないリスクワードを登録すると、レビュー対象の契約書に含まれるリスクワード検知し、Word上の該当箇所を太字で示すことによってアラートを出す。また、11類型48種類の契約書については、GVA TECHに所属する弁護士が監修した一般的な基準でリスク検知を行うこともできる。