企業のDX推進やデータマーケティングを支援するシンカーは23日、企業が持っているオンラインデータやオフラインデータを統合し、A Iがカスタマージャーニー分析を自動で行い、ユーザー行動上の問題点と改善インパクトを可視化する「CASTORY(キャストリー)」の提供を開始した。
テクノロジーの進化に伴い、顧客・企業間の接点やコミュニケーションは複雑化している。従来の店舗やコールセンターといったオフラインでの接点に加え、Webサイトやアプリの横断的な利用やマーケティングオートメーション・Web接客ツールなどによるパーソナライズされたオンラインでの接点が発展したことで、企業は複雑化する顧客との全接点を俯瞰して捉え、最適なコミュニケーションをとることが求められている。
しかし、そのためには大規模で多様なデータを整理し、複雑化した顧客接点の分析による改善インパクトの大きい施策立案が求められ、広範囲における高度なスキルや経験、そして多大な工数が必要になる。
そこでシンカーでは、創業以来データマーケティングの実行支援をしてきた経験値をもとに、オンライン・オフラインにおける各接点での顧客の行動データを計測・統合し、AIが行動上の問題点や改善インパクトを自動で分析し、カスタマージャーニーとして可視化するCASTORYの提供を開始した。
CASTORYは、「オンライン・オフラインにおける顧客の行動データを統合し、まとめて分析が可能」、「行動傾向が類似する顧客を自動で分類し、行動上の問題点と改善インパクトを自動で分析」、「顧客の一連の行動と分析結果を合わせてカスタマージャーニーとして可視化」という特長があり、オンラインデータだけではなくオフラインデータも全てまとめて自動で分析し、顧客の一連の行動をカスタマージャーニーとして俯瞰して捉えることができるようになる。CASTORYによる分析結果に基づき、カスタマージャーニー上の重要な接点と行動を特定することで、顧客への最適なコミュニケーションをとることが可能になるという。