ネットショップの効率化・自動化サービスを提供するECデータバンクは29日、楽天市場の「スマートフォン用商品説明文」に、AI機能により自動抽出された類似商品を自動掲載&自動更新するサービス「EC-UP(イーシーアップ)」を、クローズドβ版としてリリースした。
9月29日楽天市場の仕様変更により、これまで利用できていたiframe・style・jsといったタグの利用ができなくなった。特に、iframeタグが禁止される事で、「同シリーズ商品の紹介」「類似商品の紹介」といった「買い回り」と呼ばれる回遊性アップの施策が困難になったという。
ショップの類似商品を掲載するには、商品毎に利用可能なHTMLタグだけで掲載する必要があり、商品毎に最適化するには1商品1商品作り込む必要がある。これは、今回行われた仕様変更時の対応だけでなく、今後商品を追加する場合やリニューアルする場合にも大変時間がかかる作業だという。
しかしながら、この作業を行わないと、商品ページ最下部にある「楽天市場のおすすめ商品」から、他ショップの商品へ離脱してしまったり、検索結果に戻ってしまい、回遊率の低下が予想され、結果的に売上も下がってしまう。
今回リリースしたクローズドβ版「EC-UP」では、裏技タグが禁止された「スマートフォン用商品説明文」にて、AIが抽出した類似商品を、自動表示&自動更新する事が最大の特徴。自動更新が行われるで、売り切れ商品を掲載し続ける事も無くなり、価格や商品名も更新される。ショップ運営者は、手間をかけず最適な商品を商品毎に掲載する事が可能となるという。
今回のリリースはクローズドβ版だが、年内に正式サービスとしてリリース予定。