ディープラーニングを活用し音声から価値提供を目指す、産業技術総合研究所(産総研)発ベンチャーHmcommが提供するAI音声自動応答システム「Terry」は30日、顧客からの要望を受け、従来の自動受電対応(インバウンド機能)に加えて、オートコール対応(アウトバウンド機能)を新規リリースしたと発表した。
オートコール対応により、架電にかかる人件費などのコストに課題があった顧客に対して、「Terry」に架電先リストとトークフローを設定することで、24時間365日「Terry」がオートコールし、結果を集計する。
活用例として、コロナ禍において海外への渡航者に対する保健所職員の業務を軽減するシナリオをご用意。帰国後、渡航者に対し14日間毎日「Terry」がオートコールを行い、検温可否や37.5度以上かなどを確認、体調に変化があった場合に保健所職員へ自動的に通知する。
事務連絡や定常業務を「Terry」のオートコールで対応することにより、職員の負担軽減や業務の効率化が可能になるという。