JR東日本グループの日本ホテルと米マリオット・インターナショナルとの初提携ホテルで、「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」のタワー棟に今春開業した『メズム東京、オートグラフ コレクション』は29日、人材不足を補う作業効率化の試みとして、シンテックホズミが開発した国内初となるAGV(自動搬送装置)を用いた最新型リネン搬送ロボット「AISLE(アイル)」を導入したと発表した。
「AISLE」の導入によって、客室で使用するシーツなどのリネン類が入った台車を「非接触」かつ「非対面」で、使用済みのリネンが入った台車と交換することで、衛生基準をさらに強化することが可能となり、コロナ感染対策においても、利用客がより安心・安全に滞在できるようになるという。
さらに、「AISLE」の運搬作業によって、より効率的かつスタッフの業務負担の軽減を見込むことができ、人材不足を解消する効果的なアプローチとして採用した。同ホテルではAISLEを活用することで、人とロボットが創り出すイノベーティブで安心・安全なホテルステイを提供する。なお、2020年5月18日に開業したホテルメトロポリタン川崎にも今後導入を予定しているという。
「AISLE」は、シンテックホズミが提供する最新型サービスロボット。本体高さ170mmの低床構造により、台車の下に潜り込ませ、設定したルートを走行して荷物を牽引する。設定した時刻になると、充電ステーションから自動的に離脱し作動する。ホテルの地下に位置するリネン室から、リネン類が入った台車を運び出し、人手を介することなく、各階の使用済みリネンが入った台車と全て交換する。
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リネン類搬送ロボット「AISLE(アイル)」が搬送している動画
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メズム東京 オートグラフ コレクション