イクシス、道路AI解析サービスをリリース

イクシスは13日、4月1日付で、道路AI解析サービスとして、道路面ひび割れ解析、およびガードレール支柱の錆解析のサービスをリリースしたと発表した。

これまでの道路点検は、点検員による近接目視が基本であり、生産性・安全性の点で課題を持っていた。本サービスはこの課題に対し、一般車両に搭載する市販ドライブレコーダーで車両走行中に撮影した動画を、イクシスが強みを持つインフラ向けAIで解析することで、生産性・安全性を向上させた道路点検を実現するもの。

■ 道路ひび割れ解析の概要
一般車両に搭載した市販のドライブレコーダーで取得した動画に対し、イクシスのAIによる自動解析を行うことで、道路舗装面のひび割れの1次スクリーニングを行う。一般車両による点検が可能なことから、例えば業務などの用途で日常的に走行する車両を活用して、定期的な点検が可能となる。路面の劣化状態の可視化レポートも、パノラマ表示などが可能。なお劣化区分けのレポートは、日本無線との共同開発。

■ ガードレール支柱の錆解析の概要
ガードレールの支柱は、融雪剤等の影響により錆びてしまうため、定期的な点検・補修が必要。これまでのガードレール点検は近接目視点検が基本であり、安全性の確保や交通規制の必要性など、生産性、安全性の点で課題があった。イクシスのガードレール支柱解析ソリューションは、一般車両に搭載した市販のビデオレコーダーを用いて進行方向に対して側方を撮影し、その映像をイクシスのAIが解析してガードレールの支柱や、支柱の錆を検出するもの。走行中の車両から撮影でき、解析もAIが行うので、融雪剤等の影響で支柱の根元が錆びている区間を一次スクリーニングする際等、生産性や安全性を向上することができる。

■イクシスの注力領域
イクシスは、産業保安人材の高齢化や設備の高経年化等の環境変化、また感染症の拡大への対応も喫緊の課題となる中、社会・産業インフラ向けデジタル・トランスフォーメーションの推進に取り組んでいる。

デジタル・トランスフォーメーション推進を目指して、イクシスは「どこでも現場を手の中に」を実現すべく、3D連動ソリューションとして各種サービスを展開している。本サービスは道路の点検作業を効率化させ、そのAI解析結果をサイバー空間に記録させることでデジタルツイン化を実現するもの。今後もイクシスが強みとするロボットやAI、3D連動ソリューションを連携したサービスを社会実装する取り組みを一層加速させ、社会インフラ・産業インフラ分野共にデジタル・トランスフォーメーション化を推進し、現場における生産性向上、品質向上、安全性向上に取組む。

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