JRCのロボット・SI事業「ALFIS(アルフィス)」は7日、段ボールケースのパレット積み付け作業を自動化する「ロボットパレタイズシステム」を11月より販売開始すると発表した。
本システムは、「第23回 関西機械要素技術展」(10月7日~9日 於:インテックス大阪)に出展する。
「第23回 関西機械要素技術展」に本システムを出展
本システムの5つの特長
1.ティーチングなしでパレタイズを代替・自動化
ワークのサイズを入力し、提示された積み付けパターンを選択するだけのティーチレス・パレタイズ。従来、専門技術者にしかできなかったロボットの教示は必要ない。
2.パレタイズに必要な設備をすべてパッケージ化
ロボット、ハンド、安全装置など、導入に必要な一連の設備をパッケージ化。さらに、前後工程に必要なコンベヤ等の設備も要望に合わせて提案可能。顧客の現場に最適なシステムを提供する。
3.安全柵不要で省スペース
協働ロボットを採用しているため、安全柵を必要とせず、従来の産業用ロボットに比べて、省スペースで設置が可能*。また、作業者が近づき過ぎると低速運転に移行し、万一、装置に接触してもロボットが自動で停止するため、安全に人との協働が可能。
*高荷重対応の場合は、安全柵が必要な場合がある。
4.ワークもパレットも位置決めレス
通常、ロボットでモノを運ぶ際には、ワークやパレットの位置をあらかじめティーチングしておく必要がある。本システムは、カメラ認識により位置・角度を自動調整するため、別途位置決めするための大掛かりな機構を追加する必要がない。
5.対話形式の画面で誰でも簡単に操作可能
従来、ロボットの操作やワークの品種追加などは、専門技術者がひとつひとつ詳細設定をしなければ不可能だった。本システムは、対話形式の操作画面を採用することによって、誰にでも簡単に扱える仕様となっている。