オリィ研究所は26日、分身ロボット「OriHime」を活用した企業受付ソリューション「受付OriHime」の提供を開始した。
非対面・非接触が求められる中で、直接対面をすることなく顧客対応を行うことが可能。また同ソリューションを用いて、パソナが受託する各企業の受付事業にて、安全・安心な企業受付運営を実現するサービスを開始する。
「受付OriHime」は、遠隔操作の分身ロボットOriHimeを活用した受付ソリューション。遠隔でありながら、直接、人が接客しているような存在感のあるコミュニケーションができる。優れた応対スキルを持つ受付スタッフによる、顧客へのホスピタリティ溢れる受付・接客が、安全を確保しながら可能となる。 操作者を呼び出す呼出ボタンを、OriHime本体に接続した「OriHime受付用モデル」を採用。 OriHime操作者がタブレット端末の画面を操作できるシステムを同梱することで、会社案内や会場図などを表示することもできる。
分身ロボット「OriHime」とは、オリィ研究所代表の吉藤氏が過去に3年半の療養で不登校だった経験を元に開発し、オリィ研究所が製品化、提供している遠隔操作型のロボット。
育児や介護、身体障害などで会社に身体を運ぶ事が困難な人のテレワークや、病気で学校に通えない児童・学生の遠隔教育ツールとして全国で使われている。PCやタブレット、スマートフォンで手軽に操作でき、OriHimeの設置、持ち運び利用が簡単なのが特徴で、現在法人向けOriHime Biz として多くの企業・教育現場で導入されており、在宅テレワーク勤務での利用や会議での利用はもちろん、本社支社を結ぶコミュニケーションツールや、多忙な社長や出張が多い社員のツールとしても利用が拡大している。
現在、OriHimeは約500台が約80社に導入されており、在宅勤務での利用や会議での利用はもちろん、本社支社を結ぶコミュニケーションツールや、多忙な社長のためのコミュニケーションツールとしても使われている。