エフィシエント(EFFICIENT)は21日、AIによる話し方を解析するアプリケーション「Steach」をリリースし、実証実験に参加できる企業の募集を開始したと発表した。
Steachは話している様子をスマホやPCで撮影すると、AIエンジンが動画を解析&評価することができる。主観的な感覚のみでなく客観的な評価を得ることで、「話し方」の効率的な改善を支援する。
Steachは、撮影された動画を機械学習によって解析をすることが可能。動画から「話す速さ」、「姿勢」、「手の動き」、「視線」、「瞬き」を解析して定量化してくれる。マイクをオンにすれば話している内容のテキスト化も可能。
Steachは単純に話し方のトレーニングをするだけでなく、学習の理解度の確認や面接などの練習にも利用することが可能。
企業研修の顧客対応トレーニングなどは、教育担当者/講師からのレクチャーによるインプットに偏りがち。Steachならば、学んだ内容を質問として受講者に投げかけることで、受講者が自ら考えて回答をするトレーニングを繰り返すことが可能になる。従来のインプット重視の学習からアウトプット重視の学習の変化することが可能。また、教育担当者/講師は受講者1人1人の回答を順番にチェック&フィードバックすることができるため、1対多の研修においても有効だという。
採用面接では、採用する企業側は、一人ひとり丁寧に面接をしていくだけでも非常に大変。そのためSteachを活用して、採用効率を高めることが可能。採用面接を受ける側は、採用でよく見られる視線や姿勢、身振りの外部的な印象と話すスピードや内容などの話し方自体をSteachを活用することで効率的にトレーニングすることもできる。