四天王寺大、最先端のロボットを活用した看護実習

四天王寺大学看護学部(大阪府羽曳野市)2年生は、2月12日まで、2020年度 療養生活支援基礎実習を行う。本来は2週間病院で実習を行うカリキュラムだったが、新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、1グループを除き、同学看護棟で行うことになった。

療養生活支援基礎実習では、病気の回復や悪化予防、健康の維持・増進のために必要な日常生活に対する援助技術の習得、健康レベルによって生じる機能の低下を科学的に理解し、支援できる能力を養う。

実習では、病院から実際の患者電子カルテを準備してアセスメント(分析)を行う。同学で使用するシミュレータは、電子カルテと同じ呼吸、血圧、脈拍、体温、経皮的動脈血酸素飽和度など細かく設定することが可能で、実際の患者と同じ状態にして実習を受けることができるという。

また、シミュレータの数値を変え、日々変化する患者の容体に合わせて行う実践的なトレーニングや、シミュレータの横に教員が立ち、体調を患者の声として伝えることで、現場の緊張感、患者とのコミュニケーションも学んでいる。

医療現場を模した環境において、咳や痙攣などの様々な生体反応を示すことができる最新の患者型シミュレータモデルを使い、様々な看護シーンへの対応を学ぶ最先端のシミュレーション施設。実践トレーニングの音声や映像を記録し、実際の臨床現場において必要な知識とスキルを身につけることができる学修環境で、より高い看護実践力を養うという。

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