中西金属工業 (NKC)は30日、藤井寺市と連携して、自動除菌ロボット「R-Paca」の実証実験を実施したと発表した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり人々は感染のリスクを少しでも軽減させるため、こまめな手洗い・消毒に気を抜くことができない日々を送っている。藤井寺市は様々な社会課題に対して公民連携のワンストップ窓口「企業パートナーシップデスク」を設置、全国をリードするような先進事例を藤井寺モデルとして取り組んでいきたいという思いと、市民の安心・安全を強く願い「お一人お一人が安心して施設をご利用していただきたい」という思いから、自動除菌ロボット「R-Paca」の実証実験に協力することになったという。
自動除菌ロボット「R-Paca」による実証実験は、藤井寺市立保健センターにて実施した。保健センターは乳幼児の健診や健康づくり教室など、子供から年配者まで様々な人が利用する施設であり、休日急病診療所も併設しているため、非常に重要な施設だという。除菌場所は保健センターの中でも最も人が行き交う「ロビー」と「集団検診室」で行った。
日中は「除菌液散布」で、人に触れても害がない除菌を行う。夜間はタイマー機能を活用して除菌効果が高い紫外線UV-Cを照射し、W除菌でセンターの清潔を保つ。走行ルートや除菌ポイントをあらかじめセットしておくことで施設で働いている医療スタッフの仕事を妨げることもないという。