GVA TECHは2日、AI契約書レビュー支援クラウド「AI-CON Pro」に形式チェック機能をリリースしたと発表した。
契約書レビューをする際、条文の追加や削除、条文内の文言修正をした後に、条文番号のずれや表記揺れを最後に修正するが、ユーザーから「条文番号ずれや表記揺れの修正に要する時間が、レビュー業務の中で馬鹿にならないため、システムで解決したい」という要望が多く、AI-CON Proに形式チェック機能をリリースした。
条文番号ずれは、条文タイトルの番号に対し、上から順に連番で番号を付与することで、当該契約書の条文番号を一括で修正できる。存続条項など文中に条文番号が含まれている場合は、条文番号に黄色のマーカーでハイライト表示することで、修正漏れを防ぎやすくなるという。
また、表記揺れは、「及び・および」「又は・または」「但し・ただし」など、表現の揺らぎが起こりやすい10種類のキーワードが、契約書内にそれぞれいくつずつ存在しているかを検知し、表記揺れがある場合は一括で修正できる。
これにより、ユーザーがこれまで手間と感じていた契約書の形式面でのチェック作業を、AI-CON Proを用いることで手間なく行えるようになり、効率化を実現することができるという。