Beyond Limits、マクニカのAI専門家組織「AI Research & Innovation Hub」パートナーに
最も要求の厳しい分野に応える産業用エンタープライズグレードのAIテクノロジー企業であるBeyond Limitsは8日、半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーのマクニカのAI専門家組織である、AI Research & Innovation Hub(ARIH)のオープンイノベーションパートナーとして活動を開始するため覚書を締結した。人工知能(AI)、高度分析、ビッグデータのソリューションを発展させて、日本そして世界に展開することを目指すという。
アジアパシフィック地域のAI市場規模は2025年に124億米ドルに達する見通し。同地域の国々がAI投資を続ける中、企業はデジタルトランスフォーメーションの波に乗る能力を提供してくれる専門ソリューションのプロバイダーを探しているという。
Beyond Limitsとマクニカはこのようなサービスの需要を共に認識しており、各々の専門分野の知識を活用している。両社は現在、AI、高度分析、ビッグデータのソリューションサポートのための戦略的コラボレーションの構築を進めている。デジタルトランスフォーメーション(DX)や「AI-Readiness(AI活用準備)」に関する世界各地でのコンサルティングサービスもこれに含まれる。
Beyond Limitsは最近、シンガポールを新たな本部とするアジアパシフィック地域にAIテクノロジーを拡大するために、シリーズC投資ラウンドで1億3300万米ドルを調達した。この地域本部は、アジアにおける合弁事業やパートナーシップへの戦略的投資を推進し、香港事務所が主導する金融サービスや台湾事務所が主導する先端製造業、そしてシンガポール、深圳、東京の事務所が主導するエネルギーや医療セクターのように、Beyond Limitsは業界に特化して拡大を目指すという。Beyond Limitsはまた、シンガポールにおいて専門ソリューションを提供しつつ、AI人材の育成と認知度向上を図ることを目的として、Kaplan 及び Infosys Compazとの覚書にも署名した。