自律航行技術開発スタートアップのエイトノット、プレシードラウンドで資金調達を実施

エイトノットは16日、DRONE FUNDを引受先とする第三者割当増資により、プレシードラウンドにおける資金調達を実施したと発表した。

同社は「ロボティクスとAIであらゆる水上モビリティの自律化する」ことをミッションに設立された自律航行技術開発のスタートアップ。ロボティクスに精通したメンバーで構成されたチームは、最終プロダクト、サービスを意識した開発をスピーディに実施することが可能であり、2025年の自律航行船の社会実装を目指している。今回の第三者割当増資で調達した資金を活用し、下記の事業活動を加速させるという。

・EVロボティックボートのプロトタイプ開発
・ロボティクス及びAIに精通したエンジニアリングチームの強化
・実証フィールドでの環境構築

陸の自動運転や空のドローンなど、モビリティの自律化・自動化技術の興隆が著しい昨今、その潮流は船舶をはじめとする水上モビリティにも及んでいる。自律化が進むことで、モビリティの安全性、利便性、経済合理性の向上を図ることができ、四方を海に囲まれた日本において、旅客・物流の既存産業へ新たな移動・輸送手段となることが期待されるという。

観光・レジャーにおいてはより手軽な水上体験を提供できるなど、新たな産業の創出にもつながる。同社は、ロボティクスやAIなど先端技術を活用し「水上モビリティのロボット化」をコンセプトに、環境に配慮したEVロボティックボートによる水上オンデマンド交通の実現を目指していくという。

また2023年に、水上移動・輸送が生活インフラとなっている離島地域での一部サービス開始を目指している。それに伴い、瀬戸内海の離島において、2021年秋に自律航行EV船の実証実験を行う。実証実験を通じて、島民の方々のニーズの深堀りと社会実装に向けた環境調査を行い、将来的には離島広域をカバーするサービスとなるよう開発を進めていくとしている。

関連URL

DRONE FUND

エイトノット

関連記事

注目記事

  1. 2023-3-25

    インプレス、絵を作るAIとは?『先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI』発売

    インプレスグループでIT関連メディア事業を展開するインプレスは23日、画像生成AIの仕組みや活用方法…
  2. 2023-3-23

    micce、「ChatGPT」のAI技術を活用した旅行特化型LINE Botを公開

    micceは22日、ChatGPTのAPIを利用した旅行特化型LINE Botをリリースした。 …
  3. 2023-3-20

    Topaz、GPT-4 搭載AIプラットフォーム「AIOne」法人向け無料トライアル期間限定提供開始

    Topazは20日、AIプラットフォーム「AIOne」の法人向け有料プランの無料トライアル提供を期間…
  4. 2023-3-18

    Second hand、GPT-4搭載 LINEで使えるChatGPT「AIチャットちゃん α版」アップデート

    Second handは18日、ChatGPTのAPIを利用したLINE bot「AIチャットちゃん…
  5. 2023-2-16

    アジラ、AIとヒューマンサイエンスを組み合わせた新研究チームを設立

    行動認識AIの独自技術を展開するアジラは16日、人間の行動や思考を科学的に研究する組織である「Hum…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る