自律走行型農業ロボットを活用して農業の効率化を目指すレグミンは10日、埼玉県深谷市を引受先として、第三者割当増資を実施したと発表した。
レグミンは、昨年10月に埼玉県深谷市が、農業課題を解決する技術や事業プランを全国に募って開催したビジネスコンテスト「DEEP VALLEY Agritech Award 2020」において、人手不足や人件費高騰の解決策として自動農薬散布ロボットによる農薬散布サービスの提供を提案し、現場導入部門の最優秀賞を受賞した。
この最優秀賞受賞に伴い獲得した深谷市からの出資交渉権に基づき、協議を重ねてきた結果、今回の第三者割当増資を実施した。
今後は深谷市を実証フィールドとして自動農薬散布ロボットによる農薬散布サービスを展開し、農薬散布に伴う人件費、作業負担、スキルによるムラなどの農家・農業法人の悩みを解決し、栽培面積拡大、農薬散布のコスト削減を実証していくという。
また、現在の農薬散布の機能に加えて、種まき、収穫などの機能を拡張し、日本の農業現場に必要とされる農業ロボットによる農作業受託サービスを深谷市とともに構築しいくとしている。