小田急不動産および小田急ハウジングは7日、自社で分譲・管理するマンションの居住者サービスを強化するため、ファミリーネット・ジャパンとともに、AIを活用したマンション管理サービス「ODA LAVI」(オダラビ)を導入すると発表した。
第1号物件として、小田急不動産が2021年7月下旬から販売開始予定の新築分譲マンション「リーフィアレジデンス狛江スタイルアベニュー」(総戸数61戸)で、サービスの提供を開始する。
近年のIoT(Internet of Things)や5G(第5世代移動通信システム)をはじめとするICT技術の革新とともに、スマートフォン(スマホ)の保有世帯割合は83.4%、20代~30代の個人保有割合は90%を超える状況。生活の一部となったスマホで、情報の取得も発信も行う時代となった現在において、マンション管理も同様に、必要な時に必要な情報をスマホで取得し、手続きが行えるサービスの提供が求められているという。
また、昨今、マンション管理業界で深刻化している管理員の人手不足の解決や、コロナ禍による非対面型の受付業務へのデジタルシフトが求められている社会情勢を踏まえ、スマホを介して管理員の受付業務をスピーディに遂行できるサービス「ODA LAVI」の導入を決定したという。
「ODA LAVI」は、居住者からの問合せや相談に多言語で応対する、AIを活用したシステム。居住者はスマホ上の専用アプリを介して、24時間365日いつでもどこでも管理に関する問い合わせが可能となる。
例えば、「ごみ出しのルールについて確認したい」、「共用部のWi-Fiの利用方法を知りたい」等の日常的な質問や「管理組合の総会議事録を確認したい」、「敷地内駐車場の利用申し込みがしたい」等の要望にも応える。その他にも管理会社への伝言等も受けることができる。
小田急不動産では、「ODA LAVI」導入第1号物件の「リーフィアレジデンス狛江スタイルアベニュー(総戸数61戸)」に続き、第2号物件として、現在販売中で2022年7月引渡し予定の「リーフィアレジデンス杉並 井草森公園」にも導入する予定。さらに、今後自社で分譲予定の新築マンションにも継続して本サービスを展開していくという。