パナソニック、ロボティックモビリティ「PiiMo」を活用したイベントパッケージ提供
- 2021/6/8
- フィールド
- ライド周遊ツアー, ロボット, ロボティックモビリティ
パナソニック プロダクションエンジニアリング(PPE)は8日、ロボティックモビリティ「PiiMo」を活用し、さまざまな施設でライド周遊ツアーを可能にするイベントパッケージの予約を6月14日から開始すると発表した。
これまで車いすや電動モーターが付いたカートの多くは、高齢者や移動が困難な人の移動手段として用いられていた。パナソニックのロボティックモビリティ「PiiMo」も、駅や空港、病院などの施設において、長距離の移動支援や、介助者の負担軽減を目的としたソリューションとして実証実験を重ねてきた。
その中で、ライドを用いたツアーやアクティビティに対するニーズに対応するため、この度、PPEはロボティックモビリティ「PiiMo」(最大5台)を活用した様々な施設で利用可能なレンタル型イベントパッケージを発売し、スタジアムや水族館、博物館、遊戯施設、工場など、さまざまな施設へサービス導入を提案していく。
「PiiMo」は、車両に搭載されたセンサーで周囲の情報を感知し、障害物との衝突を回避する自動停止機能と、前方車両の軌跡を正確に追従する自動追従機能を有しており、ガイドが操作する先頭の1台に続き残りの4台が一定の車両間隔を保ちながら追従することで、計5台が連なって施設内を移動する。
徒歩による長距離移動に対し支援を必要とする人に限らず、支援を必要としない健康な一般の人も、一様に「PiiMo」に乗り、グループやファミリーで施設での周遊を楽しむことができる。また、人が車両間を通り追従走行を遮った場合でも、自動停止機能により全車両が一旦停止し、人が通り過ぎた後、再び全体での走行を開始する。
尚、実際の運営にあたっては、パソナ・パナソニック ビジネスサービスに顧客対応窓口を委託し、イベント関連施設業者への円滑な運営展開を図っていくという。
パナソニックは、今後も様々なシーンで「PiiMo」を活用していくとともに、非接触、ソーシャルディスタンスといった新しい生活様式におけるイベントに誰もが分け隔てなく楽しめる新たな体験の機会を提供していくとしている。