AI不動産査定のPriceHubble、電通国際情報サービス(ISID)とパートナーシップを締結
- 2021/6/17
- ビジネス
- 不動産情報, 提携, 視覚化サービス, 賃貸不動産融資支援サービス
AIを活用した不動産査定、不動産情報の視覚化サービスを提供する「PriceHubble(プライスハブル)」は17日、金融機関向けのソリューションなどを手掛ける電通国際情報サービス(ISID)との提携を発表した。
ISIDは、PriceHubbleの査定技術をベースに、「BANK・R 賃貸不動産融資支援サービス」を開発し、地域金融機関向けに販売を開始した。
ISIDは、融資・審査や営業チャネル構築、リスク分析などを含む融資業務統合ソリューション「BANK・R(バンクアール)」をはじめ、幅広いソリューションを金融機関向けに提供している。「BANK・R 賃貸不動産融資支援サービス」は、「BANK・R」の新たなラインナップとして追加されたサービス。
「BANK・R 賃貸不動産融資支援サービス」によって、地域金融機関は、投資用住宅不動産の融資審査、中間管理を、より効率的、客観的に行うことができるという。
「BANK・R 賃貸不動産融資支援サービス」の詳細
●一棟マンション・アパート物件の賃料を推定
●物件の関するデータからAI評価エンジンがスコア化し、物件の賃料や売却価額を算出
●将来収支、償還能力、ローン比率をシミュレーション
●融資中物件をリスト管理。賃料相場、評価額を簡単に再査定
●エリアの人口推移や地価情報など、オープンデータの地図表示機能を提供
PriceHubbleは、スイスの不動産テック企業。不動産査定とマーケット・インサイトに基づいた革新的なデジタルソリューションを、不動産業界向けに提供している。同社のプロダクトは、ビッグデータ、最先端の分析、優れたビジュアライゼーションを駆使し、市場に新たな透明性を生み出す。同社の顧客はデータがもたらす正確なインサイト(不動産査定、マーケット分析、トレンド予測など)に基づいて、不動産や投資の意思決定を行い、顧客との対話を強化することができる。PriceHubbleのデジタルソリューションは、不動産バリューチェーン全体(銀行、アセットマネージャー、デベロッパー、プロパティマネージャー、不動産仲介業者など)をサポートするように設計されている。同社はすでに7カ国(スイス、フランス、ドイツ、オーストリア、日本、オランダ、ベルギー)で事業を展開し、世界に100名の社員を擁している。