袋井市、AIチャットボットによる行政情報の多言語化 実証を開始
- 2021/8/30
- 暮らし
静岡県袋井市は、行政に関する市民からの問い合わせにAI(人工知能)が対話(チャット)形式で自動回答する「AIスタッフ総合案内サービス」を2019年4月から導入しており、今回、同サービスの多言語化に向け、三菱総合研究所と合同で、外国人市民や留学生などを対象に2カ月間の実証事業を行う。
8月1日現在の袋井市の外国人市民は4630人(38の国と地域)で、市全体人口に占める割合は5.26%であり、静岡県内21市の中で3番目に多く、「言葉の壁」を解消しコミュニケーションを円滑化することが課題となっている。
市は、質問から外国人市民の関心事や困りごとなどの傾向を探り支援につなげるとともに、三菱総合研究所は、利用者の操作性確認や自治体と連携した運用方法を探り、「AIスタッフ総合案内サービス」への機能実装を目指としている。