ヒューマノーム研究所は3日、表データを利用した可視化・解析・AI構築と言った一連の流れをマウスクリックのみで実現するノーコードツール「Humanome CatData」(ヒューマノーム・キャットデータ)に、複数の解析結果をまとめて画面表示できる「レポート機能」を新たに搭載したと発表した。データ活用に不可欠な「複数人のメンバーで出力結果やAI精度を検討し、素早く次の開発方針を決定する」試行錯誤の繰り返しをサポートする。
表データを利用した分析とAIによる予測を組み合わせた技術は、技術や知識の継承サポート、生産性の改善、従業員や顧客満足度の向上など、経営課題の解決手段として広く活用されている。
Humanome CatData は、Webブラウザで表形式データ(Excelデータなど)を分析・活用できるノーコードツール。データを可視化することで傾向を分析する「BIツール」機能と、AIによる予測プログラムを自作できる「AIツール」機能を併せ持ち、データの業務利用で求められる用途をワンパッケージで実現する。小中学生でもすぐに理解できるわかりやすいシステムで、専門人材が不足しがちな中小企業・研究機関などでのデータ活用やDX検討をサポートする。
今回追加された「レポート機能」は、複数のグラフを1つの画面にまとめて表示し、専用URLを通じての結果共有を可能とする機能。さまざまな切り口でグラフ化したデータを、マウスだけでサクっと一覧化し、すぐにチームへシェア。データ活用の過程で繰り返し行われる「複数人のメンバーで出力結果やAI精度を検討し、素早く次の開発方針を決定する」試行錯誤をサポートする。資料作成の労力を大きく低減することで、開発方針の判断機会を増やし、現場の声を的確に反映したデータ活用につなげるという。
また、作成したレポートは、外部共有用URLを発行することで、本製品のアカウントを持たない人も閲覧が可能となった。本製品利用時同様、グラフに表示されている個別データの詳細はマウスオーバーで確認できる。