AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」をアルダグラムが導入

MagicPodは9日、アルダグラムが、AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」を導入したと発表した。

アルダグラムの提供しているプロジェクト管理アプリ「KANNA(カンナ)」では、Webアプリとモバイルアプリ(iOS/Android)があり、リリース前に必ず手動テストを行っている。「MagicPod」の導入前は、リリースの前日にリグレッションテストが走り、その段階でPdMやエンジニアの判断で要修正となると、リリースが1〜2日遅れてしまうということが起きていた。COOの渥美氏や他のメンバーも先を見据えた課題感を持っていたため、テスト自動化の導入を検討した。

「MagicPod」を使ってみると操作できる項目が多く、生のログが見られるなどエンジニアにとって分かりやすいと感じた。また、「MagicPod」は実行回数が無制限で、モバイルアプリのテストも書ける。実際に使ってみて、コーディングの知識がなくてもスムーズに書けるのも良いと感じ、導入を決めたという。

アルダグラム 小幡 洋介 氏(エンジニア)、中央:アルダグラム 佐野 成信 氏(QAチーム)、右:MagicPod CEO 伊藤 望 氏

「MagicPod」の導入後は1日1回、平日の早朝に定期実行している。朝会が終わった後にSlackの通知を見てNGが返ってきていたら「どこがNGだったんだろう?」と見に行くのがルーティン化している。

既存機能のシステムが意図通りに動作するかE2Eで担保し、新機能のテストとUX観点のテストは手動で行う。全てのテストがOKだったら本番にリリースし、新機能のE2E自動テストを追加。これによって機能が増えても本質的な部分にフォーカスした手動テストができるようになると考えているという。

もともと全てのQAは手動で行っていたが、現在6〜7割ほどがE2E自動テストで行えるようになった。現在行っているQAテストを全て手動で行ったら7時間以上かかるが、「MagicPod」を導入したことでその工数を3〜4時間ほどに短縮できている。

何回も実行できる「MagicPod」に助けられていて、網羅的にテストが走っている安心感は開発速度の向上にもつながっている。今後はモバイルアプリのテストも追加していく予定。モバイルの挙動は端末によって差異が出るが、MagicPodならさまざまな端末でテスト実行できる。リリース前に特定の端末でのみ起こるバグにも気づけるようになると考えている。

インタビュー全文はこちら

関連URL

「MagicPod」導入相談・3週間無料トライアルの申込み
「MagicPod」
MagicPod

関連記事

注目記事

  1. 2024-7-25

    ロボットバンク、【追従機能付き】自律走行搬送ロボットを発表

    ロボットバンクは24日、追従機能付きの自律走行搬送ロボットの販売開始を発表致した。 本製品は、…
  2. 2024-7-25

    DNP、全国の自治体が共同で利用可能な「メタバース役所」の提供を開始

    大日本印刷(DNP)は24日、生活者が自治体の各種サービスをインターネット上の仮想空間・メタバースで…
  3. 2024-7-19

    人機一体、直感的な操作システム搭載人型重機が JR西日本の鉄道設備メンテナンスに導入

    人機一体は17日、同社のロボット工学技術が搭載された初めての製品となる「多機能鉄道重機」が、7 月か…
  4. 2024-7-17

    順天堂大学、AIを用いた脳容積解析ソフトウェアを開発

    順天堂は16日、順天堂大学保健医療学部診療放射線学科の後藤政実 先任准教授、京極伸介 教授、代田浩之…
  5. 2024-7-12

    生成AIによるオススメフォントのアドバイスサービス「DynaGPT」リリース記念キャンペーン

    主に文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守を行う、ダイナコムウェアは、生成AIによる…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る