動作解析AIアプリ「Sportip Pro」、アマチュア選手のスプリント能力・跳躍能力向上を実現
Sportipは6日、Sportip AIを搭載した指導者向けAIアプリ「Sportip Pro」を活用した実証実験を埼玉県立川口北高校サッカー部の生徒を対象に実施、AIアプリを用いた12週間のオンライン指導によって筋力向上を実現し、スプリント・跳躍能力の向上を実現したと発表した。
実証実験の目的は、Sportip AIを搭載したオンラインの指導アプリ「Sportip Pro」を活用することで、オンライン指導の問題点を解消できる可能性があるかどうかを検証すること。
オンライン指導の問題点とは、① 指導に時間がかかること② 複雑な指導を行えないことであり、これらを解決することでスポーツ現場での課題である経済格差や地域格差を低減することができる可能性がある。
埼玉県内の高校生を対象に、Sportipのプロダクト(Sportip Pro)を使用して、走動作のスピード向上を目的とした指導を行った。期間は3月26日〜6月22日の12週間。実証実験の介入前後でのパフォーマンスを測定するもの。
結果、筋肉量の向上が見られ、本実証実験の筋力トレーニングの効果だと考えられる。10m地点でのスプリントタイムが短縮し、また跳躍能力の大幅な向上がみられたという。
今回は筋力アップにアプローチしたトレーニングだったため、スプリントにおける技術的な指導も行うと更なるパフォーマンス向上につながったと考える。同社では競技や特定動作に合わせたコーチング技術も現在開発をしており、今後次なる実証を予定している。