ザイオネックス、AIでDXを実現するSaaS型SCM「PlanNEL」をリリース

サプライチェーンマネジメント(SCM)のソフトウェアを提供するザイオネックスは14日、AIを活用した需要予測や在庫基準管理等、供給計画に必要なモジュールを幅広く備えたSaaSプラットフォーム「PlanNEL(プランネル)」をリリースしたと発表した。

コロナ禍により発生した需要や供給網の急激な変化に対し、早く正確に対応できることがこれまで以上に大きな課題となった。しかし、需要予測や安全在庫・調達プラン等“将来の”計画の策定は、担当者の経験や勘によって属人的に行われるケースが散見されるという。

PlanNELは、自社が持っている実績データを投入するだけで、最新のAIとデータサイエンス技術で最適な計画をシミュレーションし、全部署で共有するSCMプラットフォーム。また、シミュレーションの結果に対して修正が必要となる場合は、修正の根拠となる分析レポートを提供し、最適な計画立案ができるようにサポートする。

これまで、多くのERPや自動化・シミュレーションシステムは、要件定義や開発に大きなコストと長い導入期間がかかるため、簡単には導入を進められなかった。そこで、計画業務をクラウド上にある1つのプラットフォームで実現し、どんな規模や業種にも迅速に導入できる低価格なサービスにすることが求められていると考え、PlanNELのリリースに至ったという。

PlanNELの特徴
1.世界に通用した実績と裏付け
全世界で採用されている世界標準のSCMプロセスに同社が培ってきたSCM20年超の経験と技術が融合することで誕生した。サムスンやLG、ブラザー工業のようなSCM、S&OPの最先端を走るグローバル企業から日本国内の中小企業まで広く利用されている。
2.脱属人化、計画立案の自動化
最新のAIとデータサイエンス技術を備えているため、基幹システムやExcelで管理している実績データや計画データを取り込むだけで、夜間バッチで自動的に最適な在庫数や発注数をシミュレーションする。担当者の経験と勘による計画から脱し、全社最適な計画が単一プラットフォーム上で作成できる。
3.豊富なパラメータでお客様の要件に対応
20年超の経験をもとに作られたマスタデータやパラメータによって、様々な要件に柔軟に対応ができる。そのため、初期導入工数を抑え、運用後の調整もコーディング無しで行うことができる。
4.スモールスタートと拡張性
「まずは需要予測から始めて、その後で在庫数適正化に取り組みたい」といったユーザーの希望に合わせて、必要なモジュールだけを導入し段階的に拡張することができる。

PlanNELは、サプライチェーン上の計画業務すべてをカバーするため、工場の生産能力や制約を加味したMP(基準生産計画)モジュールを追加する予定。また、機能面だけではなく、導入スピードやサポート品質を向上する体制の構築に取り組むとしている。

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