ROS World 2021の開催に伴い、NVIDIAは22日、ROS 開発者コミュニティに高性能な認識テクノロジを提供するための最新の取り組みを発表した。この取り組みにより、製品開発の加速および性能の改善が可能になり、最終的には ROS をベースとしたロボティクス アプリケーションに最先端のコンピューター ビジョンと AI/ML 機能を組み込むという課題を簡素化できるようになるという。
発表のハイライト
・最高性能のReal-Time Stereo OdometryソリューションをROSパッケージとして提供
・現在NGCで提供されている、画像セグメンテーションおよび姿勢推定のサンプルを備えたNVIDIAの推論DNNをROSパッケージとして提供
・Isaac Simの新しい合成データ生成 (Synthetic Data Generation=SDG) ワークフローにより、ビジョン AI トレーニング用の大規模な、量産品質のデータセットを作成
・NVIDIA Isaac Sim on OmniverseのROSへの即時対応が可能になり、開発者がこれまでで最も使いやすいバージョンが間もなく一般提供開始
2021年11月から入手可能となる、Isaac Simの一般提供版 (GA) のリリースは、開発者がこれまでで最も利用しやすいリリースとなる。UI、性能および有益なビルディング ブロックに数々の改良を施した当リリースでは、より良いシミュレーションをこれまでよりもずっと速く構築できるようになる。また、ROSブリッジの改良と、より多くの ROS サンプルで、開発者は ROS 開発をより容易に行えるようになるという。
関連URL
「Joint Control of Franka using ROS MoveIT」動画
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