枯れた技術の水平思考で世の中を楽しくするコトは22日、呼吸のリズムを視覚化するスマートデバイス「ZenTracker」を開発(特許出願中)したと発表した。独自のアルゴリズムで呼吸データを解析。呼吸の深さ、呼吸数、無呼吸などの呼吸の乱れを記録する。
新型コロナウイルス感染症の流行により、人々の健康に対する意識は変わり、食生活の改善、運動などに積極的になる人が増加した。しかし、基本的な身体機能の一つである「呼吸」に対して意識を傾ける人はそれほど多くない。
不安定な呼吸は心身に悪影響を及ぼすと言われている。自分の呼吸を「見える化」できれば、呼吸改善につながり、心身の健康を維持できるはず。コトは、人々をウェルビーイングな状態に導く一つの解である「呼吸」に着目。呼吸をモニタリングし、自然に楽しく呼吸エクササイズを可能にするデバイスの開発に着手した。
成人は、1日あたり約2万回以上の呼吸をしている。これだけ多くの呼吸活動の中で、常に安定したリズムで呼吸をしているのか。自分の呼吸状態を意識的に把握することは可能だが、これは本来の呼吸のリズムではない。無意識での呼吸状態を把握することは、自分本来の呼吸のリズムを知ることにつながる。
Zen Trackerをウェストに挟み、スマホ専用アプリと接続。着用後、すぐに呼吸状態を確認することができる。あとは、デバイスのことは忘れて日常生活を楽しむだけ。Zen Trackerが呼吸の深さ、呼吸数、無呼吸などの呼吸の乱れを記録し続ける。
エクササイズモードでは、腹式呼吸でキャラクターを操作し、楽しみながら呼吸のエクササイズができる。呼吸アドバイザー椎名由紀先生(呼吸法の専門家であり、ZEN呼吸法主宰)の級力で、理想の腹式呼吸データを用いたトレーニングプログラムを開発中。ゲームで遊ぶだけで理想の呼吸法に近づくことができるという。