カオピーズは5日、Kaopiz OCRに新たに手書きOCR機能などを盛り込んだ「機能性AI-OCR Yomokka」として再誕したと発表した。
Yomokkaは活字・手書きを問わず、あらゆるフォーマットの書類から指定した情報を⾃動的に識別し、99.5%までの高精度で読みとることができる。
「機能性AI-OCR」とはどんなフォーマットの書類からでも、必要情報を自動的に探し出して読み取ることができるカオピーズの技術。従来型のOCRではあらかじめ読み取りたい部分を範囲設定する必要があったが、この技術によりYomokkaは文字の位置関係やキーワードから必要情報と関連項目を自動的に判断し、読むことができる。
Yomokkaの対応範囲は広く、身分証明書などの定型文書はもちろん、名刺や請求書などの取引先ごとにフォーマットが異なる非定型文書や、アンケート用紙に書かれた手書き文字なども柔軟に読み取ることが可能。
今回新たに対応した手書き読み取り機能のほか、機能性AI-OCR Yomokkaには以下のような特徴がある。
1.どんな書類、どんな画像からも柔軟に読み取り可能
汎用型エンジン以外に、パスポートや免許証などの各種特化型エンジンもご用意している。
2.必要な情報を⾃動的に探して読み取り可能
取引先ごとにフォーマットが異なる書類も、一枚ずつ範囲指定をせずに、まとめて読んで簡単にデータベース化することができる。
3.読みたいキーワードに関連する内容・値を判断
請求書などは、表内のキーワードと縦横の位置関係から内容を判断し、読み取る。
4.手書き文字、国内で一般的に使用されている殆どのフォントに対応
横文字であれば、活字と手書き文字が混在していても読むことができる。
5.スマートホンで撮影した画像からも読み取りが可能
カオピーズの高精度の画像処理技術で、斜めに置かれた書類や、台形画像を補正し、内容を読み取る。
6.読み取り精度は業界トップクラス!
7.要望に沿ったカスタマイズを行い、顧客専⽤のエンジンも開発可能
自社サービスへの組み込みや、OCR以外の技術と組み合わせた導入などの相談可能。