デジタルメディア研究所は21日、文章生成サービス「AI のべりすと alpha2.0」を利用した日本で初めての文学賞を開催する。
選考の上、優秀作品は小学館からの書籍化も検討される予定。本文学賞は、小説を中心に「AI のべりすと」との共同作業により、クイズ、シナリオ、俳句、漫才等々、幅広いジャンルからユニークな作品の応募が期待されるという。
これまで小説を完結させた経験のない人から「『AI のべりすと』の力を借りて最後まで書き上げることができた」との声も届いており、新たなユーザーを掘り起こし、クリエイターの活性化をはかる機会になるという。
「AI のべりすと alpha2.0」とは、世界的にファンの多い音楽ゲームアプリ「ToneSphere」等を開発してきたクリエイターSta(すた)が、Google TRC の協力のもと 525GB、文庫本約 178 万冊分のコーパス(データベース)により訓練した日本最大級の物語生成 AI ジェネレーター。
2021年秋に正式リリースされると SNS を中心に瞬く間に話題になり、クラウドファンディング READYFOR で 597 万円の支援を達成。授業に取り入れる大学も現れている。
AI のべりすと文学賞 開催概要
小説作品: 8000文字~10 万字程度
ショート作品: 1200 文字~1万字程度
*エッセイ、シナリオ、クイズ、俳句等形式は問わない
応募方法:公式サイトの応募フォームから
応募〆切:2022 年 6 月 30 日(木)
発表:2022 年 10 月 1 日(土)
◆最優秀作品賞 1 名 賞金 50 万円と副賞
/小学館賞 1 名 /優秀作品賞 2 名 /AI ショート賞 1 名 (各 10 万円と副賞)
◆審査員
入江武彦(会社役員/著作権コンサルタント) /川田十夢(AR 三兄弟 長男)/五味未知子(アイドル、タレント)/ 佐藤満春(放送作家)/竹内宏彰(アニメーションプロデューサー)/ 田口ランディ(作家)/ダ・ヴィンチ恐山(ライター)/ ぴちきょ(メタバースマーケター)/橘川幸夫(デジタルメディア研究所)