NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は15日、契約書チェック支援サービス「インテリジェント契約チェッカー」の新バージョンVer2.0の提供を3月22日から開始すると発表した。
インテリジェント契約チェッカーは、契約書の記述内容が自社で定めた契約ポリシーを満たしているかをAIによって判定する機能や、編集前後の契約書を比較して変更箇所を洗い出す差分チェック機能等により、法務部門および現場担当者である営業部門等が行う契約書チェックを支援する。
契約締結に向け、契約内容について法務担当者と現場担当者が相談する際には、該当する契約書を開き、相談箇所を特定する必要がある。この手間により両者のコミュニケーションが難渋すると、契約締結の遅れや内容の誤認識といった問題の発生リスクが高まるため、部署間の連携を円滑にする仕組み作りが課題となっている。
こうした課題の解決に向け、今回あらたに「ユーザー閲覧権限機能」と「コミュニケーション機能」をインテリジェント契約チェッカーに追加することで、営業部門と法務部門の連携を強化し、迅速な意思決定を可能にした。また、後日提供を予定している、対応契約書類型への「工事請負契約書」の追加により、契約書もより幅広いチェックが可能になる。
NTT-ATは、インテリジェント契約チェッカーにより、部署間の法務知識の差やコミュニケーションの行き違いによって生じる問題をなくすことで、今後も顧客の契約締結業務の効率化や品質向上、ビジネスの加速を支援していくという。