Adobe(米国カリフォルニア州)は16日、Adobe Summitで、同社のAIエンジン「Adobe Sensei」を搭載したAdobe Experience Cloudの新機能を発表した。
この新機能は全て、企業がシームレスなカスタマージャーニーを提供するために実装されるもので、アドビ製品全体にすでに組み込まれている何百もの人工知能(AI)および機械学習(ML)のイノベーションを基盤としている。8割以上のAdobe Experience Cloudユーザーがすでにデジタル体験を強化するためにAI機能を活用している。
新たに発表したAI機能には、商品レコメンデーション、ライブ検索、予算のインテリジェントな予測・配分、クロスチャネルの予算最適化、インテリジェントなコンテンツ作成と配信などが含まれる。
アドビのフェローであるアニル カマス(Anil Kamath)は、次のように述べている。「アドビのAIエンジン『Adobe Sensei』によって、何百万もの顧客との1対1のやりとりを同時に、しかもリアルタイムで行うといったこれまで想像できなかったことが実現可能になっています。15年も前からAIに取り組んできたアドビだからこそ、何兆ものデータやコンテンツ資産を活用して、顧客の行動を促進するインサイトを企業に提供することができます。」
Adobe Experience Cloud全体に組み込まれた新しいAIおよび機械学習の機能は、企業に対して、効率、収益、ビジネスの成長を促進する新たな機会を提供するという。