インフォディオ、「スマートOCR」がネットワークスキャナーをパッケージしたサービス提供開始

インフォディオ23日、同社が提供する「スマートOCR」が、コダック アラリス ジャパンのネットワークスキャナーをパッケージしたサービスの提供を4月1日より開始すると発表した。

AI-OCRソリューションを利用する際、スキャナーで読み取った後、取りだしたファイルをPC上の操作でクラウド上のAI-OCRサーバーへアップロードするのが一般的な手順。

これは、操作の手順としては多くはないものの、大量の帳票を都度アップロードするには煩雑であることは否めず、スキャン後のファイルアップロードからOCR処理までをシームレスに処理できるよう業務の省力化が必要とされていた。

そのため、「スマートOCR」、「DenHo」においてもRPAの利用やスマートOCR(DenHo)専用アップローダーアプリケーションを利用することにより、スキャン後にクラウド上のAI-OCRシステムへ自動でアップロードし、省力化を実現してきた。

しかし、AI-OCRソリューションを活用してDXを推進したい企業や自治体の中には、システム管理者としてスキル・リソースが不足することで導入の障壁となっている場合もあり、よりシンプルで簡単な導入・運用を実現する手法が求められていた。

今回、コダックアラリスジャパンのKodak Aralisドキュメントスキャナー連携をオプションパッケージとしてラインナップすることにより、PCすらも必要とせず、スキャナーから直接AI-OCRサーバーへファイルアップロード、OCR実行処理までをシームレスに実現することが可能になった。

PCを介さないということは、ユーザーのオペレーションがより一層シンプルになるだけでなく、システム管理者による管理、導入の負担を軽減することにもつながる。

「スマートOCR(DenHo)ネットワークスキャナーオプション」では、スキャナーを開封し、同梱される設定用QRコードをスキャナーで読み取るだけですぐに「スマートOCR」、「DenHo」の利用を開始することができる上、導入に関わるトレーニングもごくわずかしか必要としない。セキュリティにも優れ、ユーザーのパスワード管理等の煩雑さもない。

AI-OCRソリューションである「スマートOCR」では定型・非定型の様々なフォーマットの帳票を汎用的にデータ化することが可能で、すでに多くの企業が導入し、デジタル化、ペーパーレス化に貢献してきた。「スマートOCR」では位置指定だけでなくルール定義・データ抽出AIにより、スマホなどから撮影した写真のOCR変換・データ化を可能としてきた。位置指定でないため、スマホで撮影した写真や、ゆがんだ写真などでも帳票をデータ化することができる。

データ抽出パッケージとして、「請求書」「領収書・レシート」「名刺」「運転免許証」「健康保険証」「決算書」「源泉徴収書」「健康診断書」「通帳」をリリースしており、今後もさまざまな用途のものをリリース予定。

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サービスの詳細
「スマートOCR」
「DenHo(デンホー)」
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