BIRD INITIATIVEは30日、製品製造に最適なラインの敷設や装置の設置、庫内物流の最適化など、製造・物流に関する様々なシーンで活用できる、AIシミュレータ「assimee」のティザーサイトを公開した。
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)で研究開発されたAIを組み込んだ次世代型AIシミュレータ「assimee」は、現場の経験・勘に依存することなく、短期間で精度の高いシミュレーションを実現する。デジタル空間上に生産ラインや物流拠点を再現することにより、リスクのない環境で「安価・安全・精緻・高速」に「試作/試運転・評価・改善」を繰り返し行うことができる。
現実を正確に再現したシミュレーションモデルを作成するには、非常に多くのデータと高度な専門性が必要だったが、「assimee」では、AIのおかげで最小限のデータで、専門知識がなくとも、簡単にデジタルツインを構築することができる。VUCA時代において、生産量や物流を常時調整することは必須になっている。「assimee」では、調整したい項目に対してAIが直接的にアプローチするため、単純な最大化、最小化ではなく、”最適な”設備稼働率や人員配置を状況に応じて導出することができるため、投資効果を最大化できる。