アッペン、「Appen AI Data Annotation Platform」を日本市場で提供開始

世界トップクラスのトレーニングデータでAI開発をリードするアッペン(Appen)と、その日本法人であるアッペンジャパン(Appen Japan)は11日、「Appen AI Data Annotation Platform」の日本市場での提供開始を発表した。

「Appen AI Data Annotation Platform」は、企業のAIに対する取り組みを強化することを目的とする「データアノテーション・プラットフォーム」。

米大手調査会社ガートナーによると、AIをより普及させるためには、産業化されたAIプラットフォームが必要不可欠だという。AIプラットフォームを産業化することによって、AIの再利用性、拡張性、安全性が実現され、AIの導入と成長が加速される。

そして、「データアノテーション・プラットフォーム」は、ラベル付けされたAIトレーニングデータのサプライチェーンの構築と、それによってAIモデルの継続的な改善と開発を可能にするもので、AIプラットフォームならびにプロジェクトの産業化には必要不可欠な存在。

新型コロナウイルスの影響で、AI分野は新たに対策を講じる必要がある投資重点領域として企業に認識された。ITおよび通信分野に関する調査などを提供するIDCが2021年6月に発表した「国内AI市場予測」によると、日本のAIシステム市場は2025年までに25.5%の年平均成長率が見込まれている。また、その市場規模は2025年には約4910億円になると予測されている。

現在、アッペンは、すでに国内の自動車メーカーに対して車載音声アシスタント用のデータを提供している。言語は一般的に、地域ごとに方言やイントネーションの違いなどがある上、地域によって会話に頻出する地名が異なり、AIがそれを完全に認識することは困難だった。しかし、アッペンは各地域のネイティブスピーカーから音声データを収集することによって、より精度の高い車載音声アシスタントの実現に貢献している。

また、アッペンは、2011年から、音声認識技術のソフトウェアプロバイダーとともに、音声サービス提供の共同提案を行っている。ある研究機構は、言語の壁を超えるための自動音声翻訳技術の研究開発を推進しており、音声認識性能の向上のための大規模な音声データの収集を必要としていた。アッペンは、この課題と要件に対し、日本語、中国語、韓国語、ロシア語から東南アジアのマイナー言語までの音声収集と書き起こしを提供。また、日本人の子どもの音声収集の要望に関しても、アッペンのクラウドワーカーネットワークを通して音声の提供を行った。

現在の市場には、データアノテーション・プラットフォームはまだほぼ存在しないという。「Appen AI Data Annotation Platform」は、世界レベルのAIイニシアチブの実現に向けたアッペンの最新の試み。「Appen AI Data Annotation Platform」は、ITリーダーが、ラベル付けされたAIトレーニングデータのサプライチェーンを構築し、高度に自動化、標準化、拡張可能な方法でデータアノテーション・プロジェクトを実行できるよう支援する。トレーニングデータの生産効率は、「Appen AI Data Annotation Platform」によって、実際に行われているオフラインでの手動プロセスに比べて100倍も高くなる可能性がある。

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