AIデータプラットフォーム「FastLabel」、自動アノテーションモデル30種類以上に対応

AI革命のインフラを目指す、AIデータプラットフォームを開発・提供しているFastLabelは22日、自動アノテーション機能のβ版の提供を開始すると発表した。画像や動画、音声、AI-OCRなど30種類を超えるユースケースに対応しており、無料トライアルキャンペーンの受付を開始した。

国内AI市場はCAGR24%で成長を続け2026年には8000億円を超えると言われているが、AIに必要な教師データの作成)は未だ労働集約的で、AI開発のプロセスにおいて8割以上のコストが費やされていると言われている。

多くの企業で機械学習の社会実装が進む中、「教師データを作成するのが大変」、「外注したが品質が低く使えない」、「運用を見据えてデータラベリングを自動化したい(MLOpsを構築したい)」といった、悩みが多く聞かれるようになってきた。

同社が今回リリースした自動アノテーション機能(β版)を利用すると、ゼロから人が教師データを作成する必要がなく、教師データ作成にかかるコストを大幅に短縮できる。30種類以上のユースケースに対応しており、製造業、自動車、医療、建設・不動産、通信・インフラなど多くの業界で活用できる。

従来、教師データを作るためには、人が一つひとつゼロからアノテーションをする必要があった。今回、FastLabelが提供する自動アノテーション機能では、同社で提供するAIを使用して、ブラウザ上で設定するだけでアノテーション作業を自動化し、間違えている箇所を人が修正するだけで、簡単に教師データが作成できる。

2022年8月時点で30種類を超える多様なユースケースに対応。今後は顧客の要望をもとに自動アノテーションの種類を拡充していき2022年度中に100種類への対応を予定している。

今回は、顔画像のマスク検出や、動物・人物の姿勢推定、AI-OCR、ドローンの検出、道路のひび割れや電柱検出、乳がんの腫瘍検出、胸部レントゲン写真からのCOVID-19かの判定、段ボールのケアマークの検出、衛星画像をもとにした海辺のゴミ検出などに対応している。

関連URL

自動アノテーションラインナップ
無料トライアルの申込
FastLabel

関連記事

注目記事

  1. 2024-11-13

    手術室の主役は「人」から「AI・ロボット」へ 病院に於ける「AI・ロボット」の利用状況

    AIホスピタルは、医療分野における革新的な取り組みとして注目されている。特に「AI・ロボット」は、病…
  2. 2024-11-2

    「AI博覧会 Osaka 2025」2025年1月22日~1月23日開催

    AIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは、2025年1月22日(水)~1月…
  3. 2024-9-27

    アイスマイリー、AI検索システムカオスマップ 2024を公開

    AIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは26日、各業界のDX推進の支援の一…
  4. 2024-9-19

    小学校の授業における生成AIの活用と文科省ガイドライン

    小学校の授業における生成AIの活用は、教育の質を向上させる新たな可能性を秘めている。生成AIを活用す…
  5. 2024-9-13

    「生成AI大賞2024」エントリーの受付を開始

    Generative AI Japan(GenAI:ジェナイ〉」)は12日、日経BPが発行・運営する…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る