Rimo、ChatGPTを社内チャット上で安全に使用できる法人向けサービス「GPTコネクト」提供開始
AI文字起こし/議事録サービス「Rimo Voice」を提供するRimoは10日、ChatGPTを社内チャット上で使用できる法人向けサービス「GPTコネクト」の提供を開始した。
「GPTコネクト」は、Microsoft TeamsやSlackなど企業内で使用しているチャット内にChatGPTを導入し、従業員同士で会話するのと同じようにChatGPTとメッセージのやりとりが可能になるツール。ChatGPTにはない、URLの読み込み機能なども搭載しており、業務のあらゆる疑問や課題を社内チャット上で解決できるようになる。
また「GPTコネクト」はOpenAI社のAPIを使用しており、会話の内容がAIの学習に使われることがないため、セキュリティの高い環境下でのAI活用を実現する。
Rimoはこれまでも、自社が提供するAI文字起こし/議事録サービス「Rimo Voice」でChatGPTを活用した機能追加を行う等、ChatGPTのリリース当初からその技術の活用に努めてきた。現在各企業で、ChatGPTに関心はあってもセキュリティや工数の問題で導入が進まない事例が多くある状況から、そのような課題を解決するためのツールとして「GPTコネクト」を開発、提供するに至った。
すでにRimo社内にてα版を試行しており、従業員同士でChatGPTを使いこなしている人のやり方を他の人が学ぶ事ができるため、全社的に以前よりもChatGPTを有効活用できている状況だという。「GPTコネクト」により、各企業が安心安全かつスムーズにAI導入を進められることを期待しているという。
■「GPTコネクト」について
1. カンタン導入。ChatGPTの使い方を社内で共有。
社内チャットに「GPTコネクト」を招待するだけで簡単に導入できる。ChatGPTとのやりとりを社内のオープンなコミュニケーションの場で行うことで、従業員のChatGPTに関する知見が増え、スムーズかつ高度なAI活用が期待できる。
2.セキュリティの高い環境下でのAI活用が実現
「GPTコネクト」はOpenAI社のAPIを使用して社内チャットとChatGPTを接続しているため、会話データをOpenAI社のモデル訓練に利用されることがなく、個人情報や機密情報の流出リスクを避けることができる。これまでセキュリティ面の懸念でAIの導入が進まなかった企業にも安心して利用できる。
3.使いやすいその他の機能を搭載
ChatGPTにはない、URLの読み込み機能などを搭載しており、チャット上に添付したURLを読み込み、中身の要約等の指示を行うことが可能。その他、音声認識などの機能も順次追加予定。