法人向けのChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI(法人・ジーエーアイ)」やDX人材の採用・育成・評価のためのHRプラットフォーム「Track(トラック)」を提供するギブリーは12日、企業が効率的にプロンプトエンジニアリングスキルやAIリテラシーを持つエンジニアの採用、既存社員の教育を行うためのサポートをする「プロンプトエンジニアリング試験」を、コーディングテストツール「Track Test(トラック・テスト)」の新たなコンテンツとしてリリースした。
ChatGPTを初めとした大規模言語モデル(LLM)に限らず、生成 AI は様々な分野でその有用性が高く評価されている。例えば、画像生成技術を用いた商品の 3D プレビュー、高解像度画像生成技術を用いた医療画像の改善、音声合成技術を用いた音声アシスタントなど、生成 AI は人々の日常生活やビジネスに深く関わっている。
既に海外の求人市場では、それらを最大限に活用できるプロンプトエンジニアリングの専門性を持った人材に4500万円の年俸を出すケースも見られるほど、評価は高くなっている。日本においても、先駆けとなる企業が採用や教育を始めており、今後はプロンプトエンジニアリングの基礎知識が必須となることが予想される。
このような背景を踏まえ、同社では、「プロンプトエンジニアリング試験」を開発した。
本試験は、ChatGPTのようなLLMを用いたアプリケーション開発(API利用)や、業務改善システムの構築をするエンジニアの採用、既存社員のAIリテラシー教育を支援することを目的としており、受験者のプロンプトエンジニアリングの習熟度を測定することが可能。
本試験は、全世界で累計50万人のIT技術者に受験される「Track」のコンテンツ開発チームによって、プロンプトエンジニアリングに関する体系的な解説資料として知られるオープンソースプロジェクト「Prompt Engineering Guide」等を元に作成された。
プロンプトに関する基礎知識やGPT-4など特定のAIモデルの特徴、テクニック、注意点等、AIから有用な回答を引き出すために必要な知識・スキルをどれくらい保有しているのかを測定する。