大規模言語モデル等生成AI技術を活用した、サービスの開発・提供を手掛けるAlgomaticは16日、ChatGPTをビジネス活用できるWebサービス「ビジネスGAI Developed with GPT-4」を提供開始した。
ChatGPTをはじめとする生成AI(Generative AI)関連サービスは、ビジネスにおいて大きな価値をもたらす可能性が見込まれており、急速に普及している。
他方で、新しい技術やサービスは情報セキュリティや権利関連のリスクも存在しており、ビジネスに活用するハードルが存在している。また、新しいサービスがゆえに、生成AI関連サービスを使いこなせず、その価値を享受できていない状況もある。
そこで、ビジネスでも安心して生成AI関連サービスを活用できる状態を整え、ユーザーにとっても使いやすい製品を開発することで、全ビジネスパーソンが等しく最先端の価値を享受できるようにしたいと考え、「ビジネスGAI」のサービス開発に至ったという。
「ビジネスGAI」のサービスの特徴
1.ChatGPTに入力するデータが学習されず安心
個人でChatGPTを利用する場合、ユーザーが入力した文章はOpenAIの学習に使われる可能性がある。また、学習されないように会話履歴をオフに設定すると、過去の記録を見返すことが難しくなっている。「ビジネスGAI」では、OpenAIのAPIを利用しているため、ユーザーが入力した文章はOpenAIに学習されることなく安心してビジネス活用ができる。
2.職種別・目的別にユーザーが使いやすい
ChatGPTは用途が幅広い反面、使い慣れないユーザーにとっては、用途やプロンプト(入力する文章)が明確でないことで、利用しにくい状況がある。「ビジネスGAI」では、ビジネス成果が出るユースケースを元に、ChatGPTに「専門家AI」という形で特定のペルソナを与え、ユーザーにとってより使いやすくかつ精度の高い回答を実現する。
3.ユーザーの利用実態を管理できる
ChatGPTは、企業が使用許可をしていない、あるいは従業員が個人利用していることを企業側が把握できていないケースがあり、シャドーITとも呼ばれ問題になっている。「ビジネスGAI」では、ユーザーの利用実態を管理することができたり、出力結果を共有しやすくなっており、企業組織で活用することを想定して設計されている。
「ビジネスGAI」は、1ユーザー当たり、980円(税込価格1078円)から利用できる。