Cloudflare、生成AIを安全に利用するためにゼロトラスト・セキュリティの拡充を発表

セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を備えたより高度なインターネットの構築を支援するCloudflare(クラウドフレア)は16日、シングルベンダーSASEプラットフォーム「Cloudflare One」を生成AIサービスまで拡充することを発表した。

ゼロトラスト・セキュリティ・コントロール・スイートである「Cloudflare One for AI」によって、企業は知的財産や顧客データを危険にさらすことなく、最新の生成AIツールを安全に利用できるようになる。

携帯電話からクラウドコンピューティングまで、革新的なテクノロジーが登場するときには、つねに新たなセキュリティ脅威も表面化する。今日、多くの企業が機密データの漏洩防止のために生成AIチャットアプリの使用を禁止し、イタリアではユーザーデータ保護が不十分であることを理由に生成AIツールを一時的に使用禁止した。

生成AIに関するKPMGの調査によると、AIはビジネスに多大な影響をもたらすと予想されているものの、調査対象となったアメリカの経営層の大半は、現実に実装されるまでには今後数年を要すると考えていることが示されている。

また、経営層にとっての最大の懸念は、サイバーセキュリティ(81%)とデータプライバシー(78%)。企業の最高情報セキュリティ責任者(CISO)および最高情報責任者(CIO)は、AIによる革新的なイノベーションの実現と、データプライバシー規制順守の維持のバランスを保つ必要がある。従業員が実験的にAIツールを試してみたにせよ、企業が戦略的アプローチを行ったにせよ、ひとたび企業が所有するデータがAIにさらされてしまうと、これを取り消すことはできない。

「Cloudflare One for AI」は、セキュリティやパフォーマンスを損なうことなく、最新の生成AIテクノロジーを利用できるシンプルでスピーディかつセキュアな方法を提供する。「Cloudflare One」を利用することで、AIツールの使用状況の可視化と測定が可能となり、データ損失防止やインテグレーションの管理が実現される。

「Zero Trust Security for AI」
「Zero Trustへのロードマップ」

関連URL

Cloudflare(クラウドフレア)

関連記事

注目記事

  1. 2024-3-26

    Midjourney V6モデル搭載 AIチャットボット「GitMind Chat」がAI画像生成機能を発表

    Apowersoftは25日、Midjourney V6モデルを含む最先端の画像生成技術を活用したG…
  2. 2024-3-26

    「校務DX」に特化した「スタディポケット for TEACHER」が個人利用プランを提供開始

    CODEGYMは25日、学校現場の教職員の「校務」サポートに特化した生成AIクラウドサービス「スタデ…
  3. 2024-3-19

    PIAZZA、西武鉄道×生成AIを活用した紙チラシDXサービス「チラデジ」で連携開始

    西武鉄道とPIAZZAは18日、PIAZZAが開発した生成AIによる紙チラシDXサービス「チラデジ」…
  4. 2024-3-12

    OKI、南海電鉄が実施するAIを用いた踏切異常検知の導入試験に参加

    OKIは、南海電気鉄道が3月15日から実施するAIを用いた踏切異常検知の導入試験に、丸紅ネットワーク…
  5. 2024-3-8

    CODEGYM、教員の校務を生成AIで支援「スタディポケット for TEACHER」を発表

    CODEGYMは7日、教育機関および教職員を対象とした「生成AI」を用いた校務支援ソリューション「ス…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る