子どもと未来、そしてすべての人がConnect(繋がり、結びつき)する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」を運営する明日香は9日、保育園に子ども(0歳から小学校入学前まで)を預けており、ChatGPTを利用した経験がある保護者107名を対象に、ChatGPTと保育の質に関する意識調査を実施し発表した。
「Q1.あなたは、保育にChatGPTが活用されることによって、保育の質や保護者・家庭への支援が向上すると思いますか。」(n=107)と質問したところ、「非常にそう思う」が43.0%、「ややそう思う」が43.9%という回答となった。
Q1で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に「Q2.ChatGPT活用のどのような部分に期待しているのか教えてください。(複数回答)」(n=93)と質問したところ、「ChatGPTで保育計画が作成されることで、保育士ごとの知識の偏りや経験不足を補うことが出来る」が58.1%、「ChatGPT活用により情報に基づいた保育計画が作成され、より信頼性のある保育が提供される」が51.6%、「事務作業が効率化されることで保育士の人手不足が解決される」が50.5%という回答となった。
「Q3.ChatGPTを活用して、自動化して欲しい/してほしくないと感じる保育施設の取り組みをそれぞれ教えてください。」(n=107)と質問したところ、保育計画の立案は「自動化して欲しい」が54.2%、保育士の業務書類作成は「自動化して欲しい」が71.0%、連絡帳記入は「自動化して欲しい」が57.0%、子育てに関する相談対応は「自動化して欲しい」が43.9%、子どもの発達記録とその分析は「自動化して欲しい」が57.9%、栄養価管理と献立作成は「自動化して欲しい」が70.1%、延長保育料等の支払いは「自動化して欲しい」が77.6%という回答となった。
「Q6.保育にChatGPTを活用することに課題となり得るものはどういうものだと思いますか。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「子ども一人ひとりへの配慮が欠けてしまう可能性がある」が57.0%、「保育計画が単調になってしまわないかどうか」が49.5%、「ChatGPTを上手に活用できる保育士がいない可能性がある」が33.6%という回答となった。
調査概要
調査概要:ChatGPTと保育の質に関する意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年5月19日〜同年5月22日
有効回答:保育園に子ども(0歳から小学校入学前まで)を預けており、ChatGPTを利用した経験がある保護者107名