KandaQuantum、GPT-4 x 量子でプロマネAI、Notionを利用して実運用検証開
KandaQuantumは6月30日、自社の量子技術とGPT-4を組み合わせて開発したプロジェクト管理AI「CalqPM」のNotionを利用した実運用検証実験を開始したと発表した。
述べ数カ月分のガントチャートをわずか4分で自動生成するこの新技術は、プロジェクト管理の効率を格段に向上し、その品質を保証するという。
GPT-4 x量子プロマネAI「CalqPM」は、大規模言語モデルであるGPTをベースに、数理モデルをベースとして量子コンピューターの特性を古典コンピューター上で再現することができる擬似量子技術を組み合わせて開発したプロジェクト管理AI。
これにより、タスクの依存関係や適切な人材のマッチング、稼働者のリソース状況を考慮しながらの高度な自動スケジュール生成が可能となった。
今回Notionを利用してGPT-4 x量子プロマネAIの大規模実証実験を始めた理由は、多くの企業が既にNotionを活用しており、そのリアルな環境下でのパフォーマンスを検証することで、AI技術の事業への適用と拡大を図る狙いがある。
Notionを使った実証実験は、4分で数カ月分のスケジュールを自動生成するGPT-4 x量子プロマネAIの性能を実証し、その有用性を確認することが目的。また、この実験を通じて関係者のフィードバックを得ることで、よりユーザーフレンドリーなAIの開発に取り組む予定。
GPT-4 x量子プロマネAIによる効果としては、プロジェクト管理の手間と時間を大幅に削減しリスクを下げ、プロジェクト管理の効率を上げることが挙げられる。これにより、運用者はより価値ある仕事に専念できる。さらにアジャイル型のプロジェクトや自律分散組織(DAO)、ティール組織に代表されるような大規模ネットワーク型のプロジェクトにおいて、プロジェクトの迅速性と安定性を強化する。GPT-4 x量子プロマネAIは、プロジェクトの推進力を大きく高める強力なツールとなることが予想されるという。
KandaQuantumは、「共創の基盤を創る」をミッションに、AIと量子コンピューター技術を活用した働き方改革を推進している。元木大介CEOの下で、量子技術とGPT-4を組み合わせたこの革新的な技術開発により、企業のプロジェクト管理の質と効率を飛躍的に向上させることを目指しているという。