カヤック、「αU metaverse」内で生成AIを活用したゲームを開発

カヤックとカヤックアキバスタジオは3日、KDDIのメタバース「αU metaverse」内で生成AIを活用して開催するゲームの企画・開発を担当したと発表した。

「αU metaverse」総合プロデューサーであるカヤックメタバース事業部長の天野氏が企画・脚本、プロンプトエンジニアリングを、カヤックアキバスタジオが開発を担当した。

ゲームは、「αU metaverse」内で生成AIのNPC(non player character)とのコミュケーションを軸とした、ミステリー・推理要素が中心のアドベンチャーゲーム。カヤックは、生成AIと本ゲームシステムの中継となるBrainシステムを開発。Brainシステムには、ゲームロジックで必要なプロンプトが保持され、ゲーム進行時の最適化、回答までの時間の短縮化などを可能にする他、AIから得た情報はYAMLフォーマットでエンコードされるため、プロジェクトの他部分で解析可能になる。またプレーヤーへの回答は、Amazon PollyというText To Speech APIを利用することによって、テキストベースの回答を音声へ変換し、プレーヤーがAIと音声で対話するような体験を提供している。

カヤックとカヤックアキバスタジオは、長年培ってきたメタバース関連の知見を活かし、AIや音声通信、大規模同時接続技術など先端テクノロジーを活用した技術とコンテンツを提供していくという。

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