ベネッセコーポレーションは13日、全国の小学3年生から小学6年生とその保護者1032組に、ChatGPTの認知、利用経験や今後の利用意向、利用する上で大事だと思うことなどについてアンケート調査を実施、その結果を発表した。
ChatGPTを提供するOpenAIから発信されている方針では、利用対象は13歳以上であることが推奨されているが、実際の小学生とその保護者の利用状況や利用意向を把握することを目的として調査を実施した。
子どもの回答は、保護者から子どもに質問する形式で聴取している。
その結果、子どもがChatGPTを「知っている」のは約2割だった。
以降は、ChatGPTを「知っている」と回答した子ども205名と保護者518名に質問対象者を絞っている。
ChatGPTを知っている子どもの約7割に利用経験があった。
約6割の保護者が利用に肯定的(「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」)。否定的な意見(「あまり使ってほしくない」「まったく使ってほしくない」)は約3割。
利用に肯定的な(「積極的に使ってほしい」「少し使ってみてほしい」)保護者の意見でもっとも多い理由は「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」。否定的な意見(「あまり使ってほしくない」「まったく使ってほしくない」)の保護者の回答理由でもっとも多いのは「自分で考えなくなりそうだから」。
8割の子どもが利用に肯定的(「たくさん使いたい」「少し使ってみたい」)。否定的な意見(「あまり使いたくない」「まったく使いたくない」)は約1割。
ChatGPTの希望用途:ChatGPTの利用希望としてもっとも多いのは、親子ともに「好きなことについて調べる時」
<調査概要>
調査対象:小学3年生~6年生とその保護者1,032組
調査期間:2023年6月22日~23日
調査方法:インターネットでのアンケート調査
調査項目:ChatGPTの認知、利用経験や今後の利用意向、利用する上で大事だと思うことなど