MS-Japanが運営する、管理部門・士業の総合転職サービス「MS Career(エムエスキャリア)」は13日、「管理部門のChatGPT使用実態調査」を発表した。本調査は、管理部門・士業のためのビジネスメディア「Manegy(マネジー)」で管理部門327人を対象に実施した。
それによると、使用経験がある人は26%で、中でも「仕事で使用」はわずか7%にとどまった。
8割がChatGPTを知っているという認知度がある中で、「使用経験はない」と答えた人が7割もいる結果となった。管理部門の業務内容上、生成AIを活用することが難しかったり、セキュリティ的な課題があったりなど、実際に活用するまでにはまだ課題が多いことが明らかになった。
また、職種別の使用経験を見ると、最も割合が高かったのは「人事」で39%、割合が低かったのは「法務」で13%という結果となった。
管理部門業務内での活用方法として最も多かったのは、「業務に関する調べものやアドバイス」で、全体の76%を占め、ついで「資料やメールの作成」と「翻訳作業」の活用方法が続き、どちらもおよそ3割という結果になった。
AI台頭の未来について聞いた設問では、過半数の方が「管理部門の業務はAIの影響を受けると思う」と回答。
中でも20%以上の方が「自分が定年を迎える前にはもう自分の担当の仕事がAIに置き換えられる」と考えており、現実的な問題として捉えているようだ。
【調査概要】
調査方法:WEBアンケート
調査対象:管理部門の全国の男女
調査テーマ:「管理部門のChatGPT使用実態調査」
有効回答数:327名
調査実施日:2023年4月3日~4月27日
調査主体: MS-Japan